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釣り・カヌー・アウトドアの記録

カヌーレストアブログ 今日の作業

Nature Bound 12ft カヌー レストア

■ FRP積層の結果と結論
2層のFRP積層を施しましたが、ツッパリを外して24時間後には元の凹みに戻ってしまいました。船底の強度は増しましたが、見た目は何も変わらず、重量が増えただけという残念な結果になりました。FRPの積層による凹み修正は今回の変形には効果がないという結論です。

■ 方向転換:Gfunシステムによるツッパリ構造へ
Gfunという異形断面のアルミパイプ(19mm×1900mm)をキールに敷き、そこを基点にヨークとシート下にツッパリを入れていく方針に変更しました。
異形断面なので曲げ剛性が高く、数か所のツッパリで船体全体に力を分散できます。パイプカッターで切れない問題はYoutubeで仕入れた知恵(結束バンドを溝に入れて円形に近づける)で解決しました。

上が凹みが戻った状態、下がGfunと仮ツッパリを入れた状態(改善が確認できます)

Gfun設置と仮ツッパリの状態

■ シートの木部研磨作業

電動カンナとサンダーで一皮むく作業を行いましたが、この材が非常に硬くニスがなかなか剥がれませんでした。また電動カンナで深く削りすぎる失敗も。

当初は白木にニス仕上げを予定していましたが、色付きニスに変更して粗を目立たなくする方針にします。

カンナとサンダーでの作業

深く削りすぎた失敗箇所

 

FRP積層完了・ツッパリを外して結果確認

Nature Bound 12ft カヌー レストア

全面2層の積層が完成したのでツッパリを外し、船底の凹みがどこまで改善されたか確認した。購入時・積層前・積層完成後の3段階で比較してみた。

比較画像

購入時はキール部分がかなり凹んでいた。ツッパリで矯正しながらFRPを積層した結果、完全とはいかないものの購入時と比べて明らかに改善された。強度は十分に出ているので、このまま実際に乗ってみて問題なければこれで完成とする予定だ。

今後の方針

まず実際に浮かべて乗ってみる。問題なければそのまま塗装・仕上げへ進む。

FRP積層・全面2層完成と剥離部分の補修

ツッパリを動かして1層の部分を2層に
まだ2層になっていない部分を仕上げるため、ツッパリを一旦外して確認。若干の凹みが残っていたため、最初のツッパリを再セットして1層しかない部分に追加積層して全面2層を完成させた。

サンダーで段差を研磨
手でペーパーがけをしていたがらちが明かないため、サンダーを投入。クロスの段差を効率よく落とすことができた。

サンダーで研磨

剥離部分が発覚→樹脂を多めに充填
サンダーをかけていくと数か所に剥離(樹脂が接着できていない浮き)が明らかになった。そのまま放置すると層間の強度が落ちるため、樹脂を多めにして丁寧に埋めていった。

剥離部分①

剥離部分②

2層目の積層へ
剥離補修後、クロスを敷いて2層目の積層準備完了。気泡も何とか抑えられ、乾燥へ。

クロスを敷いて塗る前の準備

気泡もなんとかごまかせた積層後

乾燥中

作業メモ

  • 手ペーパーより電動サンダーが圧倒的に効率的
  • 剥離はサンダーで発見できた→樹脂充填で対処
  • 次回:残りの3層目を完成させてツッパリ完全撤去

FRP積層・2層目作業完了とツッパリ移動

Nature Bound 12ft カヌー レストア

ツッパリの移動
朝から新しいツッパリを入れて古いツッパリを外す作業から開始。1層目が完全硬化した状態でツッパリを移動させることで、形状を維持しながら昨日FRPを貼れなかった部分を露出させた。

ツッパリ位置を変えて今日塗るクロスを配置した状態

2層目の積層作業
昨日まだ1層も貼れていなかった部分にクロスを敷いてFRP樹脂で固めた。昨日貼ったFRPの端から繊維が飛び出していた部分は空気が抜けにくく少し苦労したが、ローラーで丁寧に脱泡しながら仕上げた。作業時間は約2時間。

樹脂を塗り終えた状態

昨日のFRPの端から飛び出した繊維が気になる部分

飛び出した繊維は硬化後にサンドペーパーで整える予定。上から層を重ねるので仕上がりには影響しない。

乾燥中の全体

作業メモ

  • 作業時間:約2時間
  • 全面1層完了・ツッパリ移動部分は2層完了
  • 次回:ツッパリ完全撤去→残り2層目→形状確認



FRP積層・1層目作業完了

Nature Bound 12ft カヌー レストア

 

いよいよメインイベントのFRP積層作業。今日は1層目の5区画を貼る。気温25℃、湿度38%と絶好のコンディションの中、10時ごろ作業開始。

作業開始前の状態。型紙で切り出したガラスクロスを配置

使用した樹脂
フレンズブルーレジン(AOC Synolite 8388-P-3)を使用。超低臭・低収縮・低発熱タイプのポリエステル樹脂で、硬化前は青色なので塗り残しがわかりやすい。硬化剤はやや多めに入ってしまったが特に問題なし。1区画ずつ樹脂を作って含浸させ、脱泡ローラーで仕上げる作業を繰り返した。

匂いは顔を近づけるとそれなりにあるが、1mほど離れるとほぼ気にならないレベル。「超低臭」の謳い文句は伊達ではなかった。

積層後のキール部分(サイドから)

積層後のキール部分(アップ)

全体的にしっかり貼れたが、脱泡ローラーで抜き切れなかった浮きが若干残った。硬化後にカッターで切り込みを入れて樹脂を流し込む方法で対処する予定。

1層目完成後の全体

 

サイドステッカー剥がし・3時間の格闘

Nature Bound 12ft カヌー レストア

 

ゴムトレーサー(ドリルに取り付けて回転させるゴム製のディスク)が届いたので、サイドのステッカー剥がしに取りかかった。

ゴムトレーサー

文字は剥がれた、しかし…
ゴムトレーサーをあてると「Nature Bound」の文字ステッカーはそれなりに剥がれた。ところが文字の周りにある透明の四角い部分、てっきり透明ステッカーだと思っていたら、なんとクリア塗装だった。パリパリに硬化しており、おそらく透明ウレタンを四角くマスキングして吹き付けたものと思われる。これがゴムトレーサーでは全く剥がれなかった。

文字だけが剥がれ、クリア塗装が残った状態

カッターでチマチマと削り取る
仕方なくカッターをスクレイパー代わりにしてクリア塗装を削り取ることに。両面合わせて約3時間かかった。根気のいる作業だったが、なんとか削り取ることができた。ポリッシュをかければきれいになるはずだ。

クリアごと削り取った状態

反対側も削り取り完了

傷は多いが、ポリッシュで磨けば見違えるはずだ。地道な作業が続くが一歩ずつ前進。

船内研磨・FRP積層準備とヨーク切り出し

Nature Bound 12ft カヌー レストア

① 船内の研磨と清掃
まずツッパリを全部外して船内をスポンジヤスリ #150 で研磨。思った以上に汚れがひどく、塗装が剥がれている箇所はできるだけ段差が出ないように丁寧に磨いた。

研磨後の船内。塗装剥がれ部分が目立つ

研磨後は何度も水を替えながら雑巾で丁寧に拭き上げた。写真のバケツはマジックリン拭き取り時のもの。

キール沿いの塗装剥がれ部分のアップ

② ツッパリ材にラップを巻いて再セット

再度ツッパリを入れる前に、船底に面する1×4材にラップを巻いた。FRP樹脂が付いてもラップごと剥がせるようにするための離型処理だ。ラップを巻いたツッパリを元の位置にセットして、FRP樹脂が届くまで乾燥させながら待機。

再度ツッパリを入れた

③ ヨークの切り出し

FRP樹脂の到着待ちの間に、新しいヨークの切り出し作業を進めた。材料は国産タモ材(白太有)、90cm×10cm×2cmの板に元々のヨークを参考に下書きをしてジグソーでカット。

旧ヨーク(左)と新しいタモ材への下書き(右)

ジグソーでカット

タモ材は思っていた以上に硬く、ジグソーがなかなか進まずに苦労した。それでも旧ヨークにそっくりな形に切り出すことができた。

カット完了。旧ヨーク(左)と新ヨーク(右)

次の作業

トリマーでヨークとスォートの角を丸くトリミング → FRP樹脂到着後に積層作業へ